​新音響チャンバーユニット「ACT47」搭載

新たなACTチャンバーを開発するにあたり、これまでとは異なる個性を演出する必要がありました。CNC切削加工の純銀(※)チャンバーを採用した「ACT47」は、類まれな高音域の伸びと、金属としての比重の大きさを利用したチューニングにより、優れた音場と空間表現力を実現しました。

(※)純銀の特性として、時間経過による酸化・変色が見られる場合がありますが品質や音質に影響はございません。予めご了承ください。

Acoustune Capsule Technology（A.C.T）

これまでのAcoustune製品では、音響チャンバーと機構ハウジング部が完全分離したモジュラー構造を採用しているというのが大きな特徴でした。今回、そのモジュラー構造がさらに進化。高精度でガタつきの少ない可動式アウターハウジングを開閉することで、ユーザー自身が音響チャンバー部を交換でき、今後のオプションやアップグレードにも対応可能な「Acoustune Capsule Technology（A.C.T）」を初めて採用しました。

日本製ベリリウム薄膜加工ドーム採用
最新ミリンクスコンポジットダイナミック型ドライバー

医療グレードのポリマーバイオマテリアルを使用した「ミリンクス振動板」に「日本製ベリリウム薄膜加工ドーム」を組み合わせた複合構成を採用。新規サプライヤーの開拓や見直しによって、入手性、量産性、コストなどの兼ね合いでこれまで採用することのできなかった素材の実装を実現しました。ダイナミック型ドライバーの特性である、全帯域において継ぎ目のないスムーズでリニアな再生と、豊かな低音といった特徴はそのままに、高剛性なメタルドームによって、共振の抑制と制動の効いた締まりのある低音を生み出します。オーケストラを彷彿とさせる統率の取れた音楽を奏でます。

トータルバランスを実現する「ARX500」ケーブル

最新世代ケーブルARX500はデタッチャブル可能な3.5mmプラグと4.4mmバランスプラグを備えます。高純度OFC線8芯Braid構造ならびにPentaconn Earコネクターを採用。径の異なる芯線を最適な割合で撚ることでオーディオ信号の伝達ロスを防ぎ、周波数全域のS/N比を向上しました。
各部メタルパーツには耐腐食性に優れたチタニウムを使用し、シースにはマイクコードにも使用される日本製PVCを採用するとともに、ケーブルを3重シールド構造とすることで、高いノイズ耐性とクロストーク軽減を実現。プラグには高品質なプラグを採用し、各所のはんだ部に音響用はんだを使用するなど、品質・音質面で妥協のないハイグレードケーブルです。

AEX50＆AEX70 SMPテクノロジーズ社製形状記憶ポリマー SMP iFit®採用

独自のダブルウィング形状を持つAEX50は、広いウィング部が通常のイヤーチップよりも広い面積で密着し、素材が持つ形状維持特性によって外耳道入り口付近にぴったりフィットします。AEX70は同社AET07やAEX07が持つ標準的なイヤーチップ形状を継承しつつ、素材の特性を考慮した形状や厚みの調整を施しました。イヤーピース素材であるSMPテクノロジーズ社製形状記憶ポリマー「SMP iFit®」は、優れた形状回復性・固定性を持ち、力を加えた際の「元に戻る時間を表す値＝力学的振動吸収性」が人肌に近い値に設計されています。これにより長時間の使用でも快適で自然な付け心地を実現します。